アガルと文章は消えやすい

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話す力をつけて、アガリに強い体質になる。

例えばスピーチを頼まれた。結婚式、新年会、朝礼などいろいろあります。
その時どんな事をスピーチしようかと話す内容を言葉や文章で考えてしまいがちではないでしょうか。
話したいと思う内容を文章で作成して、そしていざ本番に向けて作成した原稿を何十回も声に出して読んで覚える。確かに文章丸暗記でそこそこカッコのつくスピーチはできます。ですが、聞いた人に言葉や文章で内容を伝えることができても、果たして感じる気持ちは伝わっているでしょうか。そこで気が付き棒読みにならないようにと抑揚をつけたり、声を大きくしたりして無理矢理感情移入をするのですが、わざとらしいものになりかねません。また何十回も声に出して練習する時間も大変な労力を必要とします。

話し言葉と書き言葉は違うと思います。話したいと思う気持ちがあるのに文章にしようとした瞬間、話したい気持ちはどんどんと遠くに行ってしまい、一体何が言いたのかわからなくなってしまうという経験はないでしょうか。

そして何より文章の丸暗記は緊張の場では消えやすいと思います。ですので教室ではこれを話したいと思うポイントをとらえるトレーニングを行います。ポイントをとらえたらいいのかという事で、簡単と思いますがこれが能力の部分です。話し方を文章で考える習慣が長いとポイントを事実のどこにしようかと考えますが、ポイントは事実とか事柄ではないと思います。ポイントは思いです。人間は思いが表現となる機能を持っています。その思いを強力にすることが文書に頼らなくても話せる自信となります。

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