息子の早口を治したい。という問い合わせがありました。
早口で話すのが悪いのか! ではゆっくり話す人がいいのか!
話した後の結果を問うのであるならば、どちらもにしてもその人の伝える時の意識に問題があるのではないでしょうか。頭の切れる方は結構早い口調で話される人が多いように思います。ゆっくり話すにしても丁寧に相手に伝えようととして、相手に理解してもらいたいという思いでゆっくり話すのなら素晴らしいことだと思います。しかしその点を無理やりおさえると自分らしさが消える。または逆に気にし過ぎて話せなくなってしまうという重大な問題が出てくる可能性が大です。
しかし今回の問い合わせは、父親が自分の思い通りに無理矢理息子樣の早口だけを矯正させようとしているように感じました。一方的にお父様の要求を突き付けられ、こちらの説明や話を全く受けとめてももらえずに、ただこの教室で治るのかとの問い合わせでした。最近は少なくはなってきましたが、親御様からのこういった問い合わせは時々あります。本来ならば親がお子様の成長を考えて幼少のころよりサポートすべき責任を、かなりの年齢に達したお子様を、他人に安易に責任転換しようとする無責任な考え方に対して残念に感じました。
もっと息子様の話す能力とか可能性を伸ばしたい、人前でも堂々と話せる様になって欲しい。
このような問い合わせであったならば、精一杯応援したいです。
日本話し方スクールには教材として人前で話す能力を養成する教材と場の準備ができている教室であること。教材は自然に相手に伝えることができる力が付く内容です。
もしかして自分は他の人と変わっているとか、違っていると思っているかもしれない。また誰かの指摘などで悩んでいる場合、一人で悩んでいる時間は無意味です。日本話し方スクールでは、一人ひとりの個性として受けとめ、もっとその方の能力を高めるように応援しています。目先の問題にとらわれずにもっと自由に自分らしさを発揮できるように、みんなで一緒に成長していきたいです。